亜塩素酸塩類【第1種酸化性固体 指定数量50kg】

亜塩素酸塩類とは、亜塩素酸HClO2の水素イオンが金属などの陽イオンで置き換えられた化合物である亜塩素酸塩の総称です。

亜塩素酸塩類は、簡単に言えば、塩素酸塩類より酸素原子が1つ少ない物質です。

亜塩素酸塩類に属する主な物質には、亜塩素酸ナトリウムがあります。

亜塩素酸ナトリウムは、白色の結晶または結晶性粉末で、吸湿性があり、水によく溶けます。加熱すると、分解して塩素酸ナトリウムNaClO3と塩化ナトリウムNaClになり、約360℃で酸素を放出します。

日光や紫外線、強酸と混合すると、徐々に分解して有毒で特異な刺激臭のある二酸化塩素ガスClO2を発生し、爆発する危険性があります。

また、還元性物質や有機物と混合すると発火爆発する危険性が生じたりします。

繊維やパルプの漂白、水道水の殺菌などにも用いられます。

加熱により約360℃で酸素を放出
強酸と混合すると、有毒な二酸化塩素ガスを発生

亜塩素酸ナトリウム【NaClO2】
白色の結晶または結晶性粉末、比重2.5、融点180~200℃、吸湿性があり水によく溶ける。分解して毒性のあるニ酸化塩素ClO2を発生するため特異な刺激臭を有する。
加熱すると分解して、塩素酸ナトリウムと塩化ナトリウムになり、約360℃で酸素を発生する。一般の市販品は約140℃で分解し、酸素を発生する。

直射日光、紫外線を避けて貯蔵する
大量の水で冷却消火
消火中に、爆発のおそれがある


「過」と「亜」
物質名の「」の文字は「多い」こと、「」の文字は「少ない」ことを示しています。
たとえば、塩素酸塩頬に属する塩素酸ナトリウムの化学式はNaClO3ですが、それに対して過塩素酸塩矧こ属する「過」塩素酸ナトリウムの化学式は0が1つ多いNaClO4、亜塩素酸塩類に属する「亜」塩素酸ナトリウムの化学式は0が1つ少ないNaClO2という具合です。
さらに0が1つ少なくなると、化学式がNaClOの「次亜」塩素酸ナトリウムになります。
第1類の危険物でいえば、次亜塩素酸カルシウムがあります。

コメントは受け付けていません。