物質の状態変化

物質をつくり上げている最小の単位は原子で、その原子がいくつか結全したものが分子です。
そして、一般に分子がその物質の本来の性質を保っている最小の単位とされています。
物質を構成している原子・分子・イオンなどの粒子は絶えず運動していて、分子間力や電気的な引力などによって互いに集まろうとしています。これを粒子の熱運動といいます。
① 固 体
粒子が互いの引力によって規則正しく並んでいる状態で、一定の形を保ち、容易に体積や形態は変化しない結晶状態。
② 液 体
固体の温度が上昇するにつれて各分子の運動が激しくなり、粒子が不規則に集合している状態で、流動性があり、一定の形を保つことはできない状態。 体積はほぼ一定。
③ 気 体
液体の温度が上昇するとそれに応じて分子運動はさらに激しくなり、粒子がばらばらになって自由に飛び回っている状態で、一定の形や体積を保てない。
【物質の三態変化】
物質は、条件(温度や圧力)によって、固体・液体・気体に変化します。
これを物質の三態変化といいます。
・気体が液体になること(液化・凝縮)
・液体が気体になること(気化・蒸発)
・液体が気体になること(気化・蒸発)
・液体が固体になること(凝固)
・固体が液体になること(融解)
・固体が液体になること(融解)
・固体が気体になること、気体が固体になること(昇華)
【例】ドライアイス
【例】ドライアイス
「潮解」 固体が空気中の水分を吸収して自ら溶ける現象。【例】食塩
「風解」 固体の水分が蒸発して粉末状になる現象。