第4石油類・動植物油類の性質

第4石油類とは、ギヤー油、シリンダー油その他1気圧において引火点が200℃以上250℃未満のものをいいます。
第4石油類全般
① 揮発しにくく(常温では蒸気は出ていない)、粘性のある液体である。
② 一般に比重は、水より軽い。
③ 燃えているときは、液温が高くなっている(250℃以上で発火点に近い場合がある)ので消火が困難な場含がある。
動植物油類
動植物油類とは、動物の脂肉等又は植物の種子もしくは果肉から抽出したもので、1気圧において引火点が250℃未満のものをいいます。
区 分 | よう素価 | 品 名 |
---|---|---|
乾性油 | 130以上 | アマ二油、キリ油 |
半乾性油 | 100~130 | なたね油、大豆油 |
不乾性油 | 100以下 | ヤシ油、落花生油 |
動植物油類全般
① 引火点は200~250℃である。
② 燃えているときは、液温が高くなっているので消火が困難な場合がある。(注水すると危険である。)
③ よう素価の大きい乾性油は、自然発火しやすい。
④ アマ二油等の乾性油は、ぼろ布等に染み込んでいると自然発火しやすい。