アルコール類の性質

危険物の性質と火災予防・消化方法 - 第4類(引火性液体)
アルコール類の性質

アルコールとは、1分子を構成する炭素の原子の数が1個から3個までの飽和1価アルコール(変性アルコールを含む)をいい、組成等を勘案して定められています。

品 名 液比重 沸点 ℃ 引火点 ℃ 発火点 ℃ 燃焼範囲 vol% 水溶性
メタノール 0.79 65 11 385 6.0~36
エタノール 0.79 78 13 363 3.30~19
イソフロピルアルコール 0.79 82 15 412 2.0~12.7
メタノールとエタノールに共通する特性

沸点は 100℃以下である。(水は 100℃である。)
燃焼範囲は、ガソリンより広い
③ 青白く淡い炎を出して燃焼するため、日中では炎が見えにくいことがある。
メタノールには毒性があるが、エタノールには毒性がない
水で希釈して濃度を低くすると、蒸気圧は低くなり引火点は高くなる

アルコール ウイスキー 日本酒 ※日本酒は、引火点が高くなるから、引火しない
アルコール濃度 100% 45% 15%
引火点 13℃ 約30℃

⑥ 無水クロム酸等(第1類危険物で酸化剤)と接触すると激しく反応して、発火することがある。
⑦ アルコール類(含グリセリン)は、ナトリウムと反応して水素を発生する。
 

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