次亜塩素酸塩類

次亜塩素酸塩類

次亜塩素酸塩類とは、次亜塩素酸(HClO)の水素イオン(H⁺)が金属などの陽イオンで置き換えられた化合物である次亜塩素酸塩の総称です。
次亜塩素酸塩類に属する主な危険物には、次亜塩素酸カルシウムがあります。
次亜塩素酸カルシウムは、色の粉末です。常温(20℃)でも不安定で、空気中の水分と二酸化炭素により次亜塩素酸を遊離するため、強烈な塩素臭があります。アンモニアと激しく反応して爆発の危険性があります。

次亜塩素酸カルシウム Ca(ClO)₂/別名:高度さらし粉
性 質 ◆白色の粉末 (水和物)。
◆空気中では次亜塩素酸HClOを遊離するため、強い塩素臭がある。
◆水と反応して塩化水素ガスHClを発生する。
◆水溶液は中程度の強さの塩基であり、酸化力が強い。
◆固形化したものはプールの消毒によく用いられる。
◆水に溶け、容易に分解して酸素を発生する。
危険性 ◆アンモニアや窒素化合物他多くの物質と激しく反応し、爆発の危険がある。
貯蔵・保管 ◆異物の混入を防ぐ。容器は密栓する。
消火方法 ◆注水により消火する。

 

性状ポイント

●常温でも不安定で、次亜塩素酸を遊離する。
●アンモニアと激しく反応して爆発する。

 

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