第2類(可燃性固体)の性質と特性

第2類(可燃性固体)の性質と特性

主な品名と物品名

三硫化リン、五硫化リン、赤リン、硫黄、亜鉛粉など。
 

共通する特性

① 可燃性固体
② 一般に比重は1より大きく、水には溶けない。
③ 比較的低温で着火し、燃焼速度が速い。
④ 燃焼のとき有毒ガスを発生するものもある。
⑤ 酸化されやすく、燃えやすい。
⑥ 酸化剤との接触・混合は、打撃などにより爆発する危険性大。
⑦ 微粉状のものは、空気中で粉塵爆発を起こしやすい。
 

共通する火災予防方法

① 酸化剤との接触、混合を避ける。
② 第1類、第6類の危険物との混合は爆発の危険性がある。
③ 加熱を避ける。
④ 火気や高温体への接近を避ける。
⑤ 貯蔵容器は吸湿しないように密栓して冷暗所に貯蔵する。
⑥ 無用な粉塵の堆積を防止し、静電気の蓄積を防止する。
 

共通する消火方法

① 水との接触で発火または有毒ガスを発生する物品は、乾燥砂などで窒息消火を行う。
② ①以外の物品では、水・強化液・泡等の水素の消火剤で冷却消火するか、または乾燥砂等で室息消火を行う。
③ 引火性固体は、泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物などにより窒息消火を行う。
 

 

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