第４類に共通する消火の方法

第４類危険物の消火には、空気の供給を遮断する窒息消火、燃焼を化学的に抑制する抑制作用（負触媒作用）による消火が効果的です。

① 霧状の強化液　　② 泡　　③ ハロゲン化物　　④ 二酸化炭素　　⑤ 粉末

液比重が１より小さい（水より軽い）危険物の火災に注水すると、危険物が水に浮いて火災が拡大するので適当でない。

	棒　状	霧　状
水	Ｘ	Ｘ
強化液消火剤	Ｘ	〇

※水と強化液の棒状は、第４類の消火には使用できない。
棒状とは、ホースで水（消火剤）をかけること。

アルコール類やアセトン等の水溶牲液体の消火に、一般の泡消火剤を用いても泡が溶解され消えるので効果がない。→ 水溶性液体用泡消火剤を使用する。

① 普通火災（木材、紙類、繊維等）A 火災 → 白色の標識
② 油火災（第４類の引火性液体） B 火災 → 黄色の標識
③ 電気火災（電線、モーター等） C 火災 → 青色の標識
※消火器に表示する識別標識の色とは、絵表示の地色の部分の色をいう。