第6類(酸化性液体)の性質と特性

危険物の性質と火災予防・消化方法 - 第6類(酸化性液体)
第6類(酸化性液体)の性質と特性

そのもの自体は燃焼しないが、他の物質を酸化させる酸素を多量に含有しており、混在する他の可燃物の燃焼を促進する性質をもつ液体です。


主な品名と物品名
過酸化水素、発煙硝酸、硝酸など。

共通する特性
① 不燃性の液体である。
② 無機化合物である。
③ 水と激しく反応し、発熱するものもある。
④ 酸化力が強く、他の可燃物の燃焼を促進させる。
⑤ 可燃物や有機物に接触すると、発火させたり、有毒ガスを発生させたりする。

共通する火災予防方法
① 火気、直射日光を避ける。
② 可燃物、有機物との接触を避ける。
③ 水と反応するものもあるので、水との接触を避ける。
④ 通風をよくする。
⑤ 貯蔵容器は耐酸性のものにして、密封する。

共通する消火方法
① 特に燃焼物に対応した消火方法をとる必要がある。
② 一般に、水や泡が適切である。

 

関連記事