
火炎によって着火しやすい固体、または比較的低温(40℃未満)で引火しやすい固体であり、出火しやすく、かつ燃焼が速く消火することが困難です。
主な品名と物品名
三硫化リン、五硫化リン、赤リン、硫黄、亜鉛粉など。
共通する特性 | ●いずれも固体で、比重は1よりも大きい。 ●水に不溶 ●比較的低温で着火しやすい可燃性物質で、有毒のモノや燃焼によって、有毒性ガスを発生するものがある。 ●酸化されやすい可燃物で、酸化剤(第1・6類)との混合は衝撃などによリ爆発の危険性がある。 ●微粉状のものは、空気中で粉じん爆発を起こし易い。 ●空気中で自然発火し、又水と作用して有毒ガスを発生するものがある。 |
共通する火災予防法 | ●酸化剤(1・6類)との接触を避ける。 ●火気・加熱を避ける。 ●冷所に貯蔵する。 ●容器は防湿のため、密閉して保存する。 ●鉄粉、金属粉、マグネシウム及びこれらを含有するものは、水又は酸との接触を避ける。 |
共通する消化方法 | ●水と接触して発火、又は有毒ガスや可燃性ガスを発生させる物品は、乾燥砂で窒息消火する。 ●赤りん、硫黄等は、水、強化液、泡等の水系消火剤で冷却するか、乾燥砂などで窒息消火する。 ●引火性固体は、泡、粉末、二酸化炭素、ハロゲン化物により窒息消火する。 |