過酸化水素(H2O2)【指定数量300kg】

過酸化水素は、酸化性が強いため、一般には水溶液として扱われ、漂白剤、酸化剤、医薬品などに利用されています。
たとえば、身近なところでは衣類の漂白剤、髪の毛の染毛剤やブリーチ剤などに使用されています。
工業用では、紙の原料のパルプや古紙の漂白剤、金属類の研磨などの表面処理、土壌浄化や排水処理などにも広く用いられています。
過酸化水素の3%水溶液に安定剤を加えたものは、医療用の外用消毒剤として利用され、オキシドールまたはオキシフルと呼ばれています。

過酸化水素は、純粋なものは無色の粘性ある液体で、強い酸化性を有します。
ただし、過マンガン酸カリウムKMnO4のような、さらに酸化性の強い物質に対しては、還元剤として働くことがあります。

水に溶けやすく水溶液は弱酸性を示します。きわめて不安定で濃度が50%以上になると、常温でも分解して水と酸素を発生し、熱や日光によっても、すぐに分解され、水と酸素になります。
分解を抑制するため、安定剤としてりん酸、尿酸、アセトアニリドなどが用いられます。

貯蔵にあたっては、分解して酸素を発生するため、容器は密栓せず、穴の開いた栓をして通気性を保ちます。
また、皮膚に触れるとやけどをすることがあるため、皮膚に付着しないよう、保護具を着用して取り扱います。
消火にあたっては、大量の水による冷却消火が有効です。流出したときは、大量の水で洗い流します。

濃度50%以上になると、常温でも水と酸素に分解
熱や日光によって分解し、水と酸素になる
安定剤として、りん醸、尿酸、アセトアニリドを使用
皮膚をおかし、やけどをする

過酸化水素【H2O2】
純粋なものは無色の粘性ある夜体、比重1.46、沸点151℃、融点-0.9℃、濃度50%以上では、常温でも水と酸素に分解する。安定剤として、りん醸、尿酸、アセトアニリドなどが用いられる。水やアルコールに溶ける。水溶液は弱酸性を示す。石油、ベンジンには溶けない。強い酸化性を有する。刺激臭がある。より酸化性の強い物質に対しては、還元剤として働く
熱や日光により速やかに分解され、水と酸素になる。濃度50%以上で爆発性がある。金属粉、有機物、可燃物、 還元性物質などと混合すると、加熱、衝撃などにより発火、爆発する危険性がある。 皮膚に接触するとやけどを起こす。加熱、直射日光を避け、通風のよい冷暗所に貯蔵する。可燃物や有機物、還元性物質、金属粉などとの接触を避ける。容器は密栓せず、通気用の穴の開いた栓を使用する。保護具を着用して取り扱う。大量の水で冷却消火。流出時は、大量の水で洗い流す。

過酸化水素の貯蔵・消火方法
容器は、通気孔を設けた栓をする
大量の水で冷却消火
漏れたときは、水で洗い流す

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