硫黄(S)【指定数量100kg】

硫黄は、硫化水素H2Sを原料に製造される物質で、主な同素体には、斜方硫黄単射硫黄ゴム状硫黄などがあります。

また、多くの元素との化合物として硫酸、ゴムなどの製造に広く利用されています。黒色火薬の原料でもあります。

硫黄は、黄色・淡黄色の固体又は粉末で、水には溶けませんが、二硫化炭素には溶けます。約360℃で発火し、燃焼の際に有毒な二酸化硫黄SO2 (亜硫酸ガス)を発生します。

また、電気の不良導体で、静電気を蓄積しやすく、粉末状の硫黄は、空気中に飛散すると粉塵爆発を起こす可能性があります。

貯蔵・取り扱いにあたっては、粉末状の硫黄は、2層以上のクラフト紙袋または麻袋で貯蔵したり、塊状の硫黄は、麻袋やわら袋などでの貯蔵が可能です。

硫黄火災の消火にあたっては、硫黄は、融点が低く (105~120℃)、燃焼の際、加熱により液化するため、流動して被害が拡大する危険性があります。
したがって、土砂などで覆って周辺への拡散を防ぎ、水、泡などの水系消火剤を用いて消火します。
なお、水を用いて消火する場合は、霧状に噴霧する方法が適切です。棒状の注水では、被害を拡大してしまうおそれがあります。

水に溶けないが、二硫化炭素に溶ける
燃焼の際に有毒な二酸化硫黄を発生
静電気を蓄積しやすい
粉末状の硫黄は、粉塵爆発を起こす

硫黄【S】
黄色・淡黄色の固体又は粉末、比重2.07、融点約115℃、沸点445℃(比重と沸点は同素体により異なる)、水には溶けないが、二硫化炭素に溶ける。
エタノール、ジエチルエーテル、ベンゼンにわずかに溶ける。黒色火薬、硫酸の原料。約360℃で発火し、燃焼の際に有毒な二酸化硫黄(SO2)を発生する。
粉未状の硫黄は、粉塵爆発を起こす危険性がある。粉末状の硫黄は、2層以上のクラフト紙袋または麻袋での貯蔵が可能。塊状の硫黄は、麻袋やわら袋(かます、俵)なとでの貯蔵が可能。
融点が低いため、燃焼の際は流動することがある。流動を防ぐため、土砂などで覆い、水、泡などの消火剤を用いる。

硫黄の貯蔵・消火方法
粉末状の硫黄は、2層以上のクラフト紙袋または麻袋で貯蔵できる
塊状の硫黄は、麻袋やわら袋で貯蔵できる
水と土砂を用いて消火

硫黄臭い?
「硫黄臭い」という表現がありますが、実は硫黄は無味・無臭です。噴火口や硫黄泉などで感じる独特の臭いは,硫黄ではなく気体である硫化水素の臭いなのです。

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