ニトロ化合物【第1種自己反応性物質 指定数量10kg】

ニトロ化合物とは、有機化合物の炭素に直結する水素原子Hがニトロ基-NO2で置き換えられた化合物の総称です。
一般に不安定な物質が多く、爆発性を有します。
ニトロ化合物に属する主な物質には、ピクリン酸、トリニトロトルエンがあり、共通する性質は下記の通りです。

発火点はl00℃より高い。
ジエチルエーテルに溶ける。
分子中に3個のニトロ基をもつ。
爆薬の原料として用いられる。

ピクリン酸【C6H2(NO2)3OH】
黄色の結晶、比重1.8、沸点255℃、引火点150℃、発火点300℃、融点122~123℃。別名トリニトロフェノールともいい引火性を有する。
無臭で苦味があり毒性を有している。
水には溶けにくく、熱湯、アルコール、ベンゼンなどに溶け、加熱により融点前後で昇華する。

また、酸性のため、金属と反応して爆発性の金属塩を生成します。単独でも、衝撃、摩擦などにより、発火、爆発することがあり、
よう素や硫黄など、酸化されやすい物質と混合すると激しく爆発する危険性がある。
貯蔵・取り扱いにあたっては、火災予防上の危険性が増すため、乾燥状態では取り扱わないように注意する。
消火にあたっては、注水による消火方法をとるが、酸素を含有しているため、いったん着火すると消火は困難である。

ピクリン酸は、無臭で苦味・毒性がある
ピクリン酸は、熱湯や有機溶剤に溶ける
ピクリン酸は、金属と反応して爆発性の金属塩を生成


トリニトロトルエン【C6H2(NO2)3CH3】
淡黄色の結晶、比重1.6、発火点230℃、融点80℃。別名TNTともいう。水には溶けないが、アルコールには熱すると溶け、ジエチルエーテルに溶ける。日光にあたると茶褐色に変色する。
固体よりも溶融したもののほうが、危険性は高くなる。金属とは作用せず、ピクリン酸よりもやや安定しているが、酸化されやすいものと混合すると、衝撃などで爆発する危険性がある。

トリニトロトルエンは、TNTともいう
トリニトロトルエンは、水に溶けず、金属とも作用しない
トリニトロトルエンは、日光で茶褐色に変色


ニトロ化合物の貯蔵・消火方法
ピクリン酸は、乾燥した状態で取り扱わない
ニトロ化合物は、着火すると、消火は困難

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