硝酸(HNO3)【指定数量300kg】

硝酸は、工業的にはアンモニアを酸化して一酸化窒素NOをつくり、さらに酸化して生じた二酸化窒素N02に水を吸収させてつくられます。
強い酸化性を有し、水素よりイオン化傾向の小さな銅Cu、銀Agとも反応します。
火薬や医薬品、染料などの製造に利用されています。
一般には、純硝酸の水溶液のことを「硝酸」といい、濃度が高いものを「濃硝酸」、濃度が低いものを「希硝酸」といいます。
濃度98%以上の硝酸を発煙硝酸といいます。

硝酸【HNO3】
無色の液体、比重1.5 (市販品は1.38以上)、沸点86℃、融点-42℃。強い酸化性を有する。刺激臭がある。それ自体に爆発性、燃焼性はない。湿った空気中で褐色の発煙を生じ、水溶液は強酸性を示す。
日光や加熱によって黄褐色となり、酸素と有毒な二酸化窒素を生成する。貯蔵にあたっては、金属を腐食するため、ステンレス鋼、アルミニウム製などの容器に保存する。
ステンレス鋼やアルミニウムは希硝酸にはおかされるが、濃硝酸には、ステンレス鋼に含まれるクロムやアルミニウムが不動態を形成するため、それ以上おかされない。消火にあたっては、燃焼物に応じた消火方法をとるが、流出した場合は、土砂をかけて水で洗い流すか、消石灰などで中和させる。

発煙硝酸【HNO3】
赤色または赤褐色の発煙性液体、比重1.52以上、濃度98%以上の硝酸。濃硝酸に二酸化窒素N02を加圧して飽和させた物質である。硝酸よりさらに強い酸化力を有し、空気中の湿気で褐色の二酸化窒素を発生する。

濃度98%以上の硝酸を発煙硝酸という
発煙硝酸は、硝酸より強い酸化力がある


硝酸の貯蔵・消火方法
ステンレス鋼、アルミニウム製などの容器に貯蔵
燃焼物に対応した消火方法
流出したときは、土砂と水か、ソーダ灰、消石灰で中和

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