
硝酸塩類とは、硝酸塩類とは、硝酸HNO3の水素イオンが金属などの陽イオンで置き換えられた化合物である硝酸塩の総称です。
硝酸塩類に属する主な物質には、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウムがあり、共通する性状は下記の通りです。
●無色の結晶である。
●水によく溶ける。
●加熱により分解して酸素を発生する。
●水によく溶ける。
●加熱により分解して酸素を発生する。
硝酸カリウム【KNO3】
無色の結晶、比重2.1、融点339℃、水によく溶ける。加熱すると約400℃で分解して酸素を発生する。衝撃によって爆発することがある。黒色火薬の原料として、他の混合物である硫黄、木炭粉末の燃焼に必要な酸素を供給します。硝酸ナトリウム【NaNO3】
無色の結晶、比重2.3、融点307℃、水によく溶け 潮解性がある。加熱すると約38O℃で分解して酸素を発生する。衝撃によって爆発することがある。反応性は硝酸カリウムより弱い。硝酸アンモニウム【NH4NO3】
無色の結晶または結晶性粉末、比重1.7、融点170℃、吸湿性があり水によく溶ける(吸熱反応)約210℃で分解して、有毒な亜酸化窒素と水を生成する。さらに加熱すると窒素と酸素を発生する。
硝酸塩類の性状
●硝酸カリウムは約4OO℃で分解して酸素を発生
●硝酸ナトリウムには、潮解性がある
●硝酸アンモニウムは、約210℃で分解して有毒な亜酸化窒素と水を発生
●硝酸ナトリウムには、潮解性がある
●硝酸アンモニウムは、約210℃で分解して有毒な亜酸化窒素と水を発生