
ヒドロキシルアミン塩類とは、ヒドロキシルアミンと酸との中和反応による塩の化合物の総称で、ヒドロキシルアミンと同じ危険性があり、火災予防、消火方法は同様に行います。
ヒドロキシルアミン塩類に属する主な物質には、硫酸ヒドロキシルアミン、塩酸ヒドロキシルアミンがあり、この2つの物質は同じような特性を示します。
共通する特性は下記の通りです。
●白色の結晶である。
●水に溶ける。
●水溶液は強酸性を示し、金属を腐食する。
●蒸気は眼や気道を強く刺激する。
●大量に吸入すると、血液の酸素吸収力を低下させ、死に至ることもある。
●消火にあたっては、蒸気との接触や吸引を防ぐため、防塵マスク、保護メガネ、防護服、ゴム手袋などの保護具を着用する。
●水に溶ける。
●水溶液は強酸性を示し、金属を腐食する。
●蒸気は眼や気道を強く刺激する。
●大量に吸入すると、血液の酸素吸収力を低下させ、死に至ることもある。
●消火にあたっては、蒸気との接触や吸引を防ぐため、防塵マスク、保護メガネ、防護服、ゴム手袋などの保護具を着用する。
硫酸ヒドロキシルアミン【H2SO4・(NH20H)2】
白色の結晶、比重1.90、融点120℃。●水によく溶けるが、アルコール類には殆ど溶けない。 潮解性があり、強い還元性。水溶液は強酸性で金属を腐食する。塩酸ヒドロキシルアミン【HCl・NH20H】
白色の結晶、比重1.67、融点152℃。水に溶け、メタノール、エタノールにはわずかに溶ける。 水溶液は強酸性で金属を腐食する。115℃以上に加熱されると、爆発することがある。
貯蔵・消火方法
●乾燥状態を保って貯蔵
●大量の水で冷却消火
●消火の際は、保護具を着用
●大量の水で冷却消火
●消火の際は、保護具を着用