カルシウムまたはアルミニウムの炭化物【指定数量50kg】

カルシウムまたはアルミニウムの炭化物【指定数量50kg】

炭化物とは、炭素と陽性元素からなる化合物のことです。
陽性元素の代表的なものにアルカリ金属やアルカリ土類金属があります。
カルシウムまたはアルミニウムの炭化物には、炭化カルシウム炭化アルミニウムがあります。

炭化カルシウムは、別名カーバイドともいい、吸湿性のある無色透明(純粋なもの)の結晶です。
それ自体は不燃性ですが、水と作用して可燃性のアセチレンガスC2H2と熱を発生し、水酸化カルシウムCa(OH)2になります。

アセチレンガスは燃焼範囲が広く(2.5~81vol%)、鋼、銀、水銀と爆発性物質(アセチリド)をつくり、非常に危険です
(危険物乙4類最大の燃焼範囲をもつ、アセトアルデヒドの場合でも 4~60vol%なので、アセチレンガスの燃焼範囲は、とてつもなく大きく危険なのです)
高温では窒素ガスと反応し、石灰窒素を生成します。また、高温では強い還元性を示し、多くの酸化物を還元します。
貯蔵にあたっては、必要に応じて不活性ガス(窒素など)を封入します。
消火にあたっては、粉末消火剤または乾燥砂を使用します。注水による消火は厳禁です。

炭化アルミニウムは、無色透明(純粋なもの)の結晶です。空気中では安定していますが、水とは常温でも作用して可燃性のメタンガスCH4を発生し、水酸化アルミニウムAl(OH)3になります。
また、1,400℃で分解してメタンガスを発生します。
貯蔵・取り扱いや消火方法は、炭化カルシウムに準じます。

炭化カルシウム【CaC2】(別名:カルシウムカーバイド)
純粋なものは無色透明の結晶、普通は不純物で灰色の塊状固体、比重2.22、融点2,200℃。吸湿性がある。水と反応してアセチレンガスと熱を発生し、発熱して水酸化力ルシウムになる。
アセチレンガスは、鋼、銀、水銀と爆発性物質を作る。高温では窒素ガスと反応し、石灰窒素を生成する。また、高温では強い還元性を示し、多くの酸化物を還元する。

炭化アルミニウム【Al4C3】
純粋なものは無色透明の結晶、普通は不純物で黄色の結晶、比重2.37、融点2,200℃。1,400℃で分解し、メタンガスを発生する。水と常温で反応し、メタンガスを発生し、水酸化アルミニウムになる。

貯蔵・消火方法
水分、湿気を避け、乾燥した場所に貯蔵
必要に応じて、窒素などの不活性ガスを封入
粉末消火剤または乾燥砂で窒息消火。水系消火剤は厳禁

【第2種自然発火性物質及び禁水性物質】

コメントは受け付けていません。