
亜硝酸塩類とは、亜硝酸HNO2の水素イオンが金属などの陽イオンで置き換えられた化合物である亜硝酸塩の総称です。
亜硝酸塩類に属する主な物質には、亜硝酸ナトリウムがあります。
亜硝酸ナトリウムは、白色または淡黄色の結晶性粉末で、吸湿性があり、水によく溶け、水溶液はアルカリ性を示します。
酸によって遊離する亜硝酸は不安定で、分解して三酸化二窒素N203を発生します。
肉や魚などの食品に発色剤として使われることもあります。
亜硝酸ナトリウム【NaNO2】(別名:亜硝酸ソーダ)
白色または淡黄色の結晶性粉末、比重2.17、融点271℃。約320℃で分解する。水によく溶ける。吸湿性がある。水溶液はアルカリ性を示す。酸によって遊離する亜硝酸は不安定で、分解して三酸化二窒素を発生する。可燃物と混合すると、発火する危険性がある。アンモニア塩類、シアン化合物が混合されているときは、爆発の危険性がある。

火災予防・消火方法
●加熱、衝撃、摩擦を避ける
●異物(可燃物、有機物など)の混入を避ける
●酸類との接触を避ける
●容器は密栓して貯蔵する
●大量の水で冷却消火
●異物(可燃物、有機物など)の混入を避ける
●酸類との接触を避ける
●容器は密栓して貯蔵する
●大量の水で冷却消火